この記事の結論：みなさん相続対策しましょうね！！
でもなんでそんなめんどくさいこと考えなきゃいけないの？？という疑問にお答えします
この記事を読むことで、問題意識と相続対策へのモチベーションが高まり、頭の中がすっきりします。
問題１：準備していないとそもそも手続きが大変・わからない
手続きの際、相続対策がされていないと、どの資産がどのくらい存在するのか、どのように分配するのかなどの基本情報が把握しづらくなります。また、関連書類の整理や手続きの流れを知らないため、時間と労力がかかることが多いです。
問題２：相続が起きた時、残された親族で揉めます
人は感情的な動物です。特に家族間では、昔からのわだかまりや不満が蓄積していることもあります。また、家族の中で表面上は良好な関係を保っていた場合でも、相続という状況下で隠れていた不満や過去のことが再燃することがよくあります。
特に、お金の分配に関する問題は尾を引くことが多いです。例えば、「兄が多くを受け取るのは不公平だ」とか「私は親の介護をずっとしてきたのに、他の兄弟と同じ割合でしか相続できないのはおかしい」といった具体的な不満が生じます。
具体的な相続のプランがないと、親族間での意見の食い違いや納得感の差が生じ、対立することが多くなります。そして、この対立が法的な争いに発展するケースも少なくありません。
このような事態を避けるためには、亡くなる前にしっかりとした相続プランを立て、家族内での合意を形成しておくことが重要です。
問題３：相続税が払えないで破産・自殺なんてこともります
相続税が払えないってどういうこと？もらった中から払えばいいだけでしょ！
そうシンプルでもありません
相続税は様々な要因でその額が変わります。預金だけでなく、不動産や株、さらには海外資産なども評価の対象となります。ここで問題なのが、高額な相続税がかかる場合、その税金を支払うための現金が手元に不足していることです。
特に不動産や株は、その価値が高い場合、相続税もそれに応じて高額になりますが、それらの資産は現金化するのが難しい場合が多いです。例えば、遺産として大きな土地や建物、株式を相続した場合、それらを売却して現金化しないと税金を支払うことができません。また、売却できない・しづらい不動産や同族株式にも税金はかかってきます。
このような状況下で、準備が不足していると、支払い期限内に必要な額を捻出できず、最悪の場合、破産や自殺に追い込まれることも考えられます。相続税の計算や対策は事前にしっかりと行い、適切な額の現金や資産の流動性を確保しておくことが重要です。
問題４：ちょっとした手間を知らないだけで税金で大きく損をします
相続税における節税手段は、他の税金と比べても特に多岐にわたります。そして、相続税制には、まだまだ知識に基づく節税要素が多く残っているのが現状です。
生命保険や贈与、信託など、さまざまな方法が存在します。たとえば、亡くなる直前に不動産を購入したり生命保険の加入しただけで、何百万円もの税金が節税できることも事実です。
これらの節税方法を知らない、または適切に利用しないことで、大きな節税のチャンスを逃してしまうことが考えられます。現代の相続税制は、知識と戦略がものを言う部分が多く、これを武器とすることで、多くの税金の支払いを避けることが可能です。だからこそ、節税対策についての知識を持ち、適切な計画を立てることで、無駄な税金の支払いを避け、資産を最大限に守ることができるのです。
問題５：相続を機に事業や不動産がぐちゃぐちゃになることもあります
相続がきっかけで、企業や土地の扱いが一変することがよくあります。
事業の継承: 突然、経営を任されることになった家族。しかし、その人がビジネスに詳しくない場合、会社の方針が変わったり、業績が下がるリスクがあります。
不動産の管理: 土地や家を相続したけど、管理の仕方がわからない。その結果、物件の価値が落ちる、収益が逸失する、といった問題が生じやすくなります。
予めしっかりとした対策をしておかないと、大切な資産や会社が乱れる可能性が高まるのです。
結論
相続に関する問題は、決して他人事ではありません。私たち一人ひとりが直面する可能性がある事柄です。上記の5つの問題点を踏まえて、早めの相続対策がいかに大切かを理解していただけたのではないでしょうか。
節税のチャンス、事業や不動産の継続的な管理、そして家族間の平和を守るためにも、予め相続に関する知識を身につけ、対策を進めることが必要です。
何から手をつければ良いのか、難しいと感じるかもしれませんが、まずは専門家に相談することから始めると良いでしょう。大切な家族や資産を守るために、一歩踏み出してみましょう。
